こんにちは。フットケアセラピストのemiです。
今日はご自身の足が外反母趾でないか確認していただこうと思います。
外反母趾とは
足の親指(母趾)が小指側に曲がり、「く」の字のように変形し、母趾の付け根の腫れや痛みのために、靴を履いての歩行に支障をきたす状態をいいます。
さらに悪くなると、足の裏に胼胝(タコ)ができたり、母趾が第2趾の下にもぐりこんだりすることもあります。
ではどの程度親指が曲がっていたら外反母趾というのでしょうか。
その分かれ道は15度です。
親指が小指側に15度以上曲がっていたら外反母趾です。
外反母趾は進行性にてほおっておくとどんどん進行していきます。
どうして外反母趾になるのか
一般的にハイヒールを履いていると外反母趾の原因となりやすいといわれています。
しかし、ハイヒールを履いたことのない子どもや男性にも外反母趾は見られます。
足には横アーチ、縦内側アーチ、縦外側アーチと3つのアーチがあります。
その中の横アーチがなくなると開帳足となり、外反母趾の原因となります。
開帳足となってしまう原因として考えられるのは、足にあっていない靴を履き続けることによる筋力の衰えや、前足部に過度の負担がかかり続けること。 また外反母趾の症状があり、痛みを避けるために歩行や動作を避けることによる筋力の低下も原因としてあげられます。
外反母趾の治療法
外反母趾の根本的な治療は手術しかありません。
しかし、フットケアやフレイルトレーニングで外反母趾の進行を緩やかにすることは可能です。
足指じゃんけんでしっかり足指や足の裏の筋肉を鍛えつつ、足底ケアやオイルマッサージで筋膜や関節の緩みを整えることで手術せずに日常生活を過ごせます。
こちらは以前の職場でフットケアを週1回3カ月行った時の写真です。
完全に隠れていた親指が少しですが見えるようになっていますね。
痛みがないからと見て見ぬふりをせず、ご自身の足としっかり向き合う習慣をつけていただきたいです。
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